4月半ば、YOLO倶楽部のメンバーFumikoさんに誘われ、名物の蕎麦目当てに深耶馬渓に行くことになりました。本好きな彼女は、自著『セカンドステージ』や『まりちんの知恵袋』のコアな読者でもあります。実家のあるその場所に将来住む予定だと聞き、どんな奥深い所か心配半分で向かいました。
その日は朝から小雨。普段自転車で移動している彼女にとって、人を乗せて雨に濡れた山道を運転するのは大変だったでしょう。途中数ヶ所岩肌を修復する工事に出くわしました。その都度「きゃー」と動揺したかと思いきや、通行案内す警備員の丁寧なお辞儀姿に感動するFumikoさん。無反応ながら、「予定変更して近場でいいよ」と先行き不安なまりちん。
何やかや話すうちに、ちぐはぐコンビは目的地の深耶馬渓に着き、観光案内所に駐車しました。紅葉の季節だと満杯ですが、雨の平日なので観光客は見当たりません。2015年リニューアルの案内所は、ダークブラウンに統一された木造家屋で、山中にしては設備が整っています。近くに並ぶ電柱も同色の木製で珍しいそうです。

早速気になるFumikoさんの実家の前に行きました。今は住んでいませんが、かつては料理人の父親が店を構え、子どもの頃、彼女は店頭でそば饅頭を売っていたと話していました。愛嬌と気遣いは、この看板娘時代に培ったものかもしれません。地下室がありそこで過ごしていたと聞き、山奥のいわばシェルターに興味津々のまりちんでしたが、その日はランチだけの予定だったので、「次回見せてね」とお願いしました。期待の蕎麦ランチはというと、Fumikoさんおススメの店が定休日で残念。まぁ、今度来る楽しみができて良かったです。

Fumikoさんは、八景店で蕎麦まんじゅうを買い、私の分もお土産に頂きました。店主とは顔なじみで、私を英語の先生と紹介します。八景店もそうですが、何気に見渡すと、この辺り数軒、まりちん好みの古民家商店が点在しています。後で調べたら、蕎麦の名店あり、温泉付き宿の店ありという昔ながらの商店街だと知りました。地元ガイド!?Fumikoさん曰く、元の名は『深耶馬渓商店会』とのこと。商店街でないのがディープだわぁ~。

そして、「小さいんですが…上りませんか?」と、この商店会の一隅にある展望台に誘導します。下調べもせず訪れた私に、目の前にそびえ立つ名勝『一目八景(ひとめはっけい)』の説明をしてくれました。一目で夫婦岩(ふうふいわ)など八つの奇怪な岩峰を展望できるスポットと聞けば、素通りする訳にはいきません。10段ほどの階段を上ると、確かに観光名所にしては狭く、新緑や紅葉の時期だと順番待ちになりそうです。私的には、商店会同様コンパクトに見て回れて、商業化されていない素朴さが気に入りました。


昼食には本耶馬渓にある洞門パティオに寄りました。地産地消の農家レストラン。ランチバイキング¥1500、シルバー割があるので、小松菜ジュースやアイスクリームなど種類豊富なドリンクバーを付けても¥1600でした。ガラス張りの座席から春雨の耶馬渓を眺めながら、栄養満点の田舎料理(カレーあり)を頂きました。

食後、近隣にある日本百名橋の一つ『耶馬渓橋(オランダ橋)』を車で通過しました。日本最長116メートル、日本唯一の8連石造りアーチ橋で、大分県の有形文化財&国の重要文化財にW指定されています。雨なのとFumikoさんの帰宅時間が迫っていたので、歩いて渡るのは控えました。

通過後ハプニングが起きました。広い道路を前にして車の列が続き、信号も無く、道路に出るタイミングがつかめないのです。おまけに後方から車が来ていて、焦るFumikoさん。「どうしましょうか…」と聞かれても、運転に無知な私は成す術なし。祈るばかりで何とか切り抜け、無事に帰路に着きました。
帰宅してすぐ、蕎麦まんじゅうを頂きながら、このスリリングな珍道中を振り返りました。雨の中短時間で耶馬渓の名所を周遊した2人。その間ずっと、Fumikoさんは私の歩調に合わせ、写真撮影の時は傘を差しかけカバンを持っていてくれました。まるで介護兼助手。おかげでのびのび耶馬渓を満喫できました。ありがとう♡

次回からは、Fumikoさんの実家を内覧し、深耶馬渓商店会や観光案内所を周り尽くし、名物の蕎麦を味わい、良い意味で怪しげな温泉宿に泊まりたいと思います。うふふ🎶

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