引っ越しを機に仕事を週3日に減らした2023年後半、特に11月、徒然なるままに過ごしていたら、仕事のない日は退屈病になりました。このまま時を潰すだけでは引きこもり又は認知症…の危機を感じ、新天地で開塾すべく、看板と名刺を作成しました。週休2日、1日5時間以内が私の適正労働時間のようです。幸い12月は、大人英会話クラスの忘年会や身内のクリスマスパーティー、冬期講習があったので、本来の生活に戻ることができました。私にとって悠々自適とは、好きを仕事に!気楽に遊びながら暮らすことなのです。
さて、鉄メンタルのまりちんですが、幸齢ライフを実践するためには、身体のメンテナンスが必要です。この夏、腹部の張りや逆流性食道炎など消化器系の不調を感じたので、市の特定検診後、年1回の胃カメラと腹部エコー検査を受けることにしました。福岡にかかりつけ医がいるのですが、遠いため、近くで評判の良い病院に行きました。
紹介者2人(70代)の話によると、その病院の院長は60代後半、肺がんを患っており、月の4分の1は自分の治療で病院は休み…にもかかわらず、患者さんがいっぱいで、1人で診察しているとのこと。難点は声が大き過ぎて、病名が筒抜けだそうです。肺の病で大声とは!!(驚き)私位しかいないと思っていたので、不謹慎ですが、興味津々で外来しました。
9時に胃カメラの予約をしましたが、その前に突然申し出た肝臓・膵臓などのエコー検査をしてくれました。確かに、広い病院に響き渡る院長の声の大きさは有名らしく、エコーを待っていたら、担当の看護師が、「隣の部屋で先生の声がするから、もうすぐ来られますよ」と教えてくれました。推察すると、耳の遠い患者さんが多いのでそうなったのでしょう。
診断結果は異常なし。食道炎は、私が常備している薬を飲めば良いという事で、余計な薬は処方しません。次回胃カメラは2年後と聞いたので、2点気になる質問をしました。1つは、体重が増えないこと。「増やさなくていい。90歳以上でピンピンしている人は、瘦せている人が多い」と励まされ、不安を払拭できました。
2つ目、先生の名字から確認したところ、35年位前、私が北九州市の英会話スクールで、子供英会話の講師をしていた頃、習いに来ていた4歳と2歳の兄妹が、先生のお子さんだったのです。当時から院長の評判は良かったからか、私は2人のお子さんの名前を覚えていました。
その時付き添いで来られていた母親は、3人目を妊娠中でした。何と!そのお子さんは、現在活躍中の俳優・重岡獏(ひろし)さんだったのです。私が退職しなければ、3人とも教えていたかもしれませんね。数年後、私が塾を開設するため退職し、疎遠になったのです。ご丁寧に先生は「妻から聞いたことがあります。子供たちがお世話になりました」と頭をさげて下さいました。
今回の検診は、結果より、がん患者とは思えないほど精力的に働き続ける院長に圧倒されて終わりました。身体が動く限り、生涯現役の医師でいる!生き様は何より説得力があります。難病自由人まりちんも、病があっても働けること、今あることに感謝しながら、生涯現役をめざします。この後、紹介者と私は、近くで探していた「かかりつけ医」を院長に決めました。
問診で、院長に私の病名を聞かれ、命の恩人=主治医O先生のことを伝えました。自著「セカンドステージ」に登場していますが、私にとって主治医は、呼吸器外科のGod handsを持つ名医であり、その人間性から盟友のような存在でもあります。そして何とO先生が、今年9月「日本気胸学会」を立ち上げることになり、記念講演会に招待されました。未来の幸齢ドクターを祝福します。
※表紙の画像にある2冊の生涯現役オススメ本から、まりちんがグッときた一文を紹介します。因みに、「幸齢」という言葉は、最初に和田先生が公表されたので、私は敬意を持って使わせて頂いています
①「やりたいことの見つけかた」
~新しく知る喜びは失うさびしさを超える~
②「幸齢者」
~働き続けることが最高の老化防止策~
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