#32 故郷探訪。有形文化財にて発酵ランチ!あろうことに自分の生誕地が分からなくなりました(笑)

友活シニア

春旅の締めは、地味に生まれ故郷「豊前市」(福岡県)の探訪です。中津市に隣接して車だと気軽に行けるのですが、歩き回るのは子どもの時以来。高校卒業後は短期間しか住まなかったので、地元感覚が薄れ新鮮です。

5月末、父の月命日に1人ぶらりとお墓参りに行きました。JRで10分。駅から墓地まで徒歩5分と近く、散策するほどの距離ではありません。実はもう少し足を延ばして行きたい店があったのですが、そこのランチが金・土曜限定ということで、またの機会にします。

途中、母校の前に立ち止まりました。あるある、小学校の校門に設置された表札。亡き叔父と弟が寄贈したもので、黒御影石に金箔が際立っています。父が他界後、父親代わりに後見してくれた叔父をしばし偲んでいると、お腹がグーと鳴り、リアルに生きてることを思い知ります。駅前通りのイタリアンレストランで具沢山のランチを頂き、焼きリンゴと甘酒をお土産に帰りました。

さて本格的探訪は意外に早く、極楽サロン直後の土曜に実現しました。な〜んとMichiが、私のお目当ての店「浦野醤油醸造元」で味噌づくりを習ったことがあり、噂の限定発酵ランチを食べたいと言うのです。極楽メンバーを誘い、ランチを予約してくれました。Miyuの故郷も豊前市というので楽しみ倍増。ただ便乗したYukiは、この週サロン・対面レッスンと3日も私と会ったので、夢でうなされたかもしれません。(笑)

優しく彩りのある味のランチと甘酒の入ったミルクセーキを頂き、みんなで発酵食品のお土産を買い漁りました。ついでに、私にとって半世紀ぶり!町内にある生誕地(現在は弟が所有する工場)を案内するつもりでした。3人とも弟に興味津々で会いたそうですが、期待しないように「ただのオモロイじいちゃんよ」と言っておきました。

車から降りいざ散策という時にポツリ雨模様。焦ってウロウロしたら実家の場所が分からなくなりました。まさか、幼い頃慣れ親しんだ風景を忘却するとは…。Google Mapでは入り組んだ路地がつかめなくて途方に暮れていたら、見覚えのある家ー最強ばあちゃんの実家ーに行き着きました。

懐かしさで覗いたら、子供の頃お世話になったエミちゃん(本人曰く80歳)が顔を出し、いっしょに肩を並べて写真を撮りました。ついに出会った助け舟、エミちゃんに「私の実家、どこですか?」と尋ね、近道を教えてもらい、無事まりちん生誕の地に辿り着きました。弟は留守でした。

運よく雨は降らず、薄日が差す中、近所を回りました。家並みは変わりましたが、海水浴をした浜辺は昔のまま、波止場の先にある灯篭も残っています。この灯篭を見ると、三重苦で苦しんでいた小学生の頃を思い出します。この前でよく、独り泣きながら気持ちを切り替えていたなあ。今は何にも動じないまりちんですが〜。

もしかして近くにある展示場兼事務所に弟がいるかも?と寄ったら、従業員がいて弟を呼んでくれました。前もって連絡しなくて大丈夫かと周りは気にしますが、私たち姉弟間は突撃訪問タイプ。いたいた、お笑いじいちゃんの登場。車中越しに事の流れを説明した後、弟に名刺を持ってこさせ(上目線の姉ちゃんです)、みんなに配ります。MichiとMiyuの美魔女2人に「笑顔がステキ」と褒められ、まんざらでもない様子。用件だけ話して「それじゃ〜」と言って去っていく弟のアッサリ感にウケていました。

いつものように楽しく盛り上がった珍道中。ちなみに、「今日の何が一番面白かった?」と聞くと、私が発した「私の実家、どこですか?」でした。

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